海上工事施工管理技術者認定制度について

1. 概要

海上工事は、波浪や潮流の影響を受け、水面下での施工といった厳しい環境のもとで実施されるため、一般の土木技術に加え海上工事特有の専門的知識や技術が求められます。

本資格認定制度は、海上工事の施工に優れた技術者を審査の上、海上工事施工管理技術者として資格認定することにより、海上工事の品質の確保と安全かつ円滑な施工技術の向上に貢献するとともに、海上工事の施工管理に関わる人材の育成と確保および知識と技術の伝承に寄与することを目的とするものです。

2. 試験について

1)申込み

SCOPEホームページにて申込み https://sikaku.scopenet.or.jp/guide.html
詳細については、受験案内を確認してください。

2)資格要件

海上工事を正確、円滑かつ安全に施工するため、海上工事の特性を理解し、その施工に関し、総合的な技術検討、対外調整および技術判断ができる高度な技術力と経験を有する責任技術者として、工事の施工に関して指導的な役割を果たすことができること。

3)資格分類

○海上工事施工管理技術者(Ⅰ類(浚渫))

○海上工事施工管理技術者(Ⅱ類(コンクリート構造物))

○海上工事施工管理技術者(Ⅲ類(鋼構造物))

4)受験資格

以下のA、B、Cの要件をすべて満たしていることとします。

受験要件A 一級土木施工管理技士または技術士(建設部門に限る)の資格を有する者
受験要件B 海上工事の実務経験が24ヶ月以上あること
受験要件C

以下のC-1、またはC-2のいずれかの条件を満足していること

C-1 受験する資格分類の海上工事において、技術管理業務の実務経験が12ヶ月以上あること
C-2 受験する資格分類の海上工事において、監理技術者または主任技術者としての実務経験が2回以上あること

5)試験の実施要領

試験方法、出題分野等は以下の通りです。

試験区分 出題分野 試験方法 出題数等 備 考
一次試験 共通分野
(海上工事の施工全般に関する知識)
筆記
(選択式)
30問程度  
専門分野
(受験する資格分類の海上工事の施工に関する専門知識)
筆記
(選択式)
20問程度  
二次試験 施工経験
(工事内容、技術管理の課題と解決策等)
論文 約2,000字 二次試験申込み時に提出
経歴、施工経験、技術者倫理等 面接 20~30分程度  

6)スケジュール

申込みから資格認定までの流れは以下のようになります。

スケジュールの流れ

3. 資格認定制度規程

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